漆用ムロの自作
アトリエちぃぷぅの木工作品は、カシュー仕上げがメインでしたが、
今後の製作において、もっと付加価値の高い作品を生み出したいと考え、
漆仕上げを始めようと思います。
漆の乾燥は湿気と温度を一定に保たなければなりません。
その環境をつくりだすのがムロです。
今回はそのムロを自作しました。
材質は厚み1cmの合板
大きさは一辺が30cmの立方体
室内の温度と湿度が管理できるようになっています。
私が製作するような小物にはこの大きさで十分です。
蓋を開けるとこんな感じです。
底面と奥面に濡れタオルを置きます。
ヒーター付きですので冬場でも適温に保つことができます。
ヒーターはサーモスタットに接続されているので温度が上がり過ぎることはありません。
冬場は温度・湿度が共に低いので、最も乾燥が難しい時期です。
ムロは、ダンボールで代用する方法もあるようですが、材料と少しの手間で立派なムロが完成します。
それでは、今後のアトリエちぃぷぅの作品をご期待ください!