指輪 の作り方(鍛造法~その1)

指輪 がどのように作られるかを紹介していきたいと思います。
ここでは18金イエローゴールドの例で制作します。
まず、純銀と銅を6:4の割合で用意しバーナーで溶かして混ぜます。
出来た金属の塊を『割金』(わりがね)といいます。
できた割金に対して3倍の重量の純金を用意します。

これらをバーナーで溶かし、あけ型に流し込みます。
10㎜角の18金のインゴットが出来ました。

溶けた金属が冷えて固まった状態のことをインゴット、又は 鋳塊(ちゅうかい) といいます。
インゴットの状態は、金属的に脆くて弱い性質をもっています。
なぜ脆くて弱いかというと、金属の結晶が粗いからです。
脆くて弱いインゴットを強くする方法は、金槌で叩くことです。
金槌で叩くことで金属の結晶が細かくなり、粘りが出てきて強くなるのです。
これを『鍛造』(たんぞう)といいます。
鍛造と焼鈍し(やきなまし)を繰り返すと、地金が強くなります。
焼鈍しとは、地金が赤くなるまで熱して冷ますことをいいます。
『 鍛造 → 地金が硬くなる → 焼鈍し → 地金が柔らかくなる 』
このサイクルを繰り返すのです。
地金が5㎜角ほどになったら、目的の大きさまでローラーで伸ばしていきます。

ここまでの工程が『地金を作る』という工程です。
今日はここまで。
次回はこの金の角棒を丸めていきます。
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ブライダルリング 東京 雑司ヶ谷
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